2017年01月

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2017年1月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2286ページ
ナイス数:90ナイス

夜を乗り越える(小学館よしもと新書)夜を乗り越える(小学館よしもと新書)感想
太宰の死のくだりがあまりにも美しく、愛が溢れているので印象に残った。そのくせ『夜を乗り越える』という表題がそれを受けたものだとはとんと気づかず、最終盤の著者自身の言及でハッとさせられた。本をますます読みたくなるだけでなく、国語便覧をも開きたくなる本。教科書として使っていた頃は面白くなかったが、近頃にわかに読むのが楽しくなっている。
読了日:1月4日 著者:又吉直樹
モモ (岩波少年文庫(127))モモ (岩波少年文庫(127))感想
初読。大人が読んでも面白いどころか、自分が子供の頃に読んでいたら一体どんな風に受け止めたのか、見当もつかない。エンデは「想像力」を奪ってしまうような現代のあり方を強く拒絶している。例えば語彙を増やしつつ楽しめるようなゲームだって、大人には一石二鳥に感じられるかもしれないが、ルールに一切触らせないという点で子供の発想力を奪っているのだ。「子供は遊ぶのが仕事」とよく言われるが、エンデはまさにこれを重んじた人だろう。本作と双璧をなす名作『はてしない物語』と合わせて、エンデの物語は想像力賛歌なのだ。
読了日:1月17日 著者:ミヒャエル・エンデ
スクラップ・アンド・ビルドスクラップ・アンド・ビルド
読了日:1月19日 著者:羽田圭介
小説 君の名は。 (角川文庫)小説 君の名は。 (角川文庫)感想
映画を観てから予約したものがようやく届いた。平易な文体で読みやすかったが、内容が映画に忠実(解説によれば逆でもある)なだけに、一種の翻訳のように感じてしまう。やはりあの美しい映像という言語で触れたい物語だった。
読了日:1月19日 著者:新海誠
だれでもない庭――エンデが遺した物語集 (岩波現代文庫)だれでもない庭――エンデが遺した物語集 (岩波現代文庫)
読了日:1月20日 著者:ミヒャエル・エンデ
銀河英雄伝説〈4〉策謀篇 (創元SF文庫)銀河英雄伝説〈4〉策謀篇 (創元SF文庫)
読了日:1月21日 著者:田中芳樹
少年時代 (岩波文庫)少年時代 (岩波文庫)
読了日:1月23日 著者:トルストイ
古今和歌集 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)古今和歌集 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)感想
中高生の時、古典では古文(日本語)よりも漢文の方がまだ好きだった。恋物語がつまらなかったのと、現代語訳が「現代語」と感じられない奇妙な日本語なのが原因だ。今回、百人一首で「気に入る歌が多い」と感じて手にとった古今集でも、多少は同じ壁にぶつかった。しかし今度はそれを乗り越えて、和歌の美しさに初めて感動したので、自分でも驚いた。「春霞立つを見捨てて行く雁は 花なき里に住みやならへる」「冬ながら空より花の散りくるは 雲のあなたは春にやあるらむ」「思ひつつ寝ればや人よ見えつらむ 夢と知りせば覚めざらましを」
読了日:1月24日 著者:

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