2016年12月

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2016年12月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:3668ページ
ナイス数:89ナイス

それでも社長になりました!―大企業トップ40人「私の課長時代」 (日経ビジネス人文庫)それでも社長になりました!―大企業トップ40人「私の課長時代」 (日経ビジネス人文庫)
読了日:12月13日 著者:
銀河英雄伝説〈3〉雌伏篇 (創元SF文庫)銀河英雄伝説〈3〉雌伏篇 (創元SF文庫)
読了日:12月15日 著者:田中芳樹
ことわざ生活あっち篇ことわざ生活あっち篇感想
今月はなかなか読書の気分になれないようなので、ごく軽いものを手に取った。大好きなヨシタケ氏の絵のために。「余計なお世話」など、諺なのか?というものもあるが、知らない言い回しも多い。挿絵は果てしなくかわいい。
読了日:12月17日 著者:あかいわしゅうご
何者何者感想
映画の予告に「人として、誰が一番価値があるのかーー」という言葉が出てくるのを見て、本作を食わず嫌いしていた。しかし人の「価値」を考え判断するのは就活そのものや企業ではなく、就活に際した自分自身なのだと気がついた。一言で表現すれば、自己嫌悪を募らせる本である。この作品の最終的な執筆目的はそこではないのだろう。しかし認めたくないことだが主人公が自分によく似ているので、そういう感想を抱かずにはいられなかった。
読了日:12月19日 著者:朝井リョウ
読んでいない本について堂々と語る方法読んでいない本について堂々と語る方法感想
本と読書に対する我々の凝り固まった認識を解いて「語っていいのだよ」と諭す本である。「方法」は本書全体を実例として示される。本はそれ単体ではいられず、極めて個人的な経験や感情などによって読み手(最初の読み手は著者である)に受け止められて初めて、有意味なものとして成立する。そのため作者の思い通りに読者が受け取ることはあり得ないし、もしあるとすれば本の良さが失われている。思い切って自分に引き寄せてよいものなのだ。先日読んだ『罪と罰を読まない』と重なるところが多く面白かったので、この順番で読んだのは幸運だった。
読了日:12月21日 著者:ピエール・バイヤール
トルストイ民話集 イワンのばか 他八篇 (岩波文庫)トルストイ民話集 イワンのばか 他八篇 (岩波文庫)感想
再再読。日付を見ると見事に四ヶ月おきだった。全編にわたって祖母の膝のような温もりを感じるが、ひときわ好きなのは『洗礼の子』の後半部分である。また頭の二作品の悪魔がなんだか可愛らしく憎めないヤツなのも気に入っている。百姓を罪に落とせず「小悪魔はびっくりして…どうして自分の罪をつぐなったらいいか、その方法を考え始めた」(67)また貪欲が人を殺す三作目は、劇的なラストの衝撃に背筋が伸びる。唯一『作男エメリヤンとから太鼓』だけが、一体なにを伝えたい作品なのかが今ひとつ分からなかったので、後日調べてみようと思う。
読了日:12月23日 著者:トルストイ
オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
恥ずかしながらクリスティー初読。もしかすると幼少期に子供向けのものを読んだ可能性はあるが、本作はあまりにビックリしたので絶対に初めて。解説にあるような、名作故知っていて当然と言いたげなネタバレを食らった経験も幸いなく、「被害者が睡眠薬と思って飲んだものが違ったに違いない!」という明々後日の確信を最後まで持ち続けていた。そうだと仮定したところで何の解決にもならないのに。私は間違いなく探偵には向かない。面白かった。
読了日:12月23日 著者:アガサクリスティー,AgathaChristie
サロメ (岩波文庫)サロメ (岩波文庫)感想
再読。何層にも塗り重ねるような同じ台詞の繰り返しが美しく音楽的で、強く印象に残る。
読了日:12月23日 著者:ワイルド
服従服従感想
聖夜に読むにはおよそ向かない(笑)楽しむのに教養を要する作品で、主軸となるフランス文学への無知は大きなハンデだった。散見される露骨な性描写には辟易させられたが、本作においては読者を引き止めるための装飾的なスパイスに過ぎぬものではないのだろうと思う。なぜならイスラームへの「服従」は女性の男性への「服従」をも意味し、その点は主人公にとって重大な要因となるからである。男女平等や個人の自由が当然の正義と思えるのは、それが真理だからではなく、西欧の個人主義の影響を受けた時代に生きているからに過ぎないのだろうか?
読了日:12月25日 著者:ミシェルウエルベック
キリストにならうキリストにならう感想
以前読んだものより新しい訳で再読。主として修道者に読まれたというが、それにしても地上の世界に属するあらゆるものに対して否定的すぎると思う。教皇フランシスコの姿勢に顕著なように、現代の教会は、神と神の国への信仰に根ざした人間の地上でのあり方をも重視する。信仰において、霊的なものの地上的なものに対する優越を譲ることができないのは確かだ。しかしここまでの現世軽視が相応しいとも思えない。修道会にも活動会と観想会があるように、本書の受け止め方が一様である必要はないだろう。4巻9章6節が好き。
読了日:12月25日 著者:
ことわざ生活 こっち篇ことわざ生活 こっち篇感想
最終章がとてもよい。「親には一日三度笑って見せよ」、あたたかい言葉だ。
読了日:12月26日 著者:あかいわしゅうご
イワン・イリッチの死 (岩波文庫)イワン・イリッチの死 (岩波文庫)感想
カイウスは人間、人間は死ぬ、従ってカイウスも死ぬ、という三段論法に対する「それはカイウスのみに関することで、彼自身には全然関係のないことであった。……彼はカイウスでもなければ、一般に人間でもなく、どんなときでもまったく他のものと異なる特異の存在なのだ」(61)という態度。冒頭でも人の死に対する人々の態度として提示されるが、これが本当によくわかる。人間が死ぬのは当然だと確かに知っているのに、同時に自分が明日生きていないことはあり得ないと信じている。だから自分と死との接点を見つけると酷く恐ろしくなるのだ。
読了日:12月26日 著者:トルストイ
炎路を行く者: 守り人作品集 (新潮文庫)炎路を行く者: 守り人作品集 (新潮文庫)感想
子供の頃からの長いブランクがあった守り人シリーズを、再び新刊台から買うことができるとは。初めの数ページは先に『蒼路』を読み返すべきかと考えながら捲っていたのだが、そうする間もなく引き込まれ、結局ひと息に読んでしまった。すべてを失い、新たな居場所を得たようでいて、やはり落ち着くべきところのなかった少年が、大局を俯瞰する「鷹」の立場に転じるまでの話。居場所を見つけたというより、持たないことを選んだのかもしれない。本編のヒュウゴに関する記憶があやふやなので、やはりもう一度『蒼路』を読みたい。
読了日:12月26日 著者:上橋菜穂子
幼年時代 (岩波文庫)幼年時代 (岩波文庫)
読了日:12月27日 著者:トルストイ
図説 西洋建築の歴史: 美と空間の系譜 (ふくろうの本)図説 西洋建築の歴史: 美と空間の系譜 (ふくろうの本)
読了日:12月28日 著者:佐藤達生

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