2016年05月

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2016年5月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1360ページ
ナイス数:24ナイス

家族――教皇講話集 (ペトロ文庫)家族――教皇講話集 (ペトロ文庫)
読了日:5月22日 著者:教皇フランシスコ
生の短さについて 他2篇 (岩波文庫)生の短さについて 他2篇 (岩波文庫)
読了日:5月24日 著者:セネカ
ジーキル博士とハイド氏 (岩波文庫)ジーキル博士とハイド氏 (岩波文庫)
読了日:5月24日 著者:R.L.スティーヴンスン,R.L.Stevenson,RobertLouisStevenson
マホメット (講談社学術文庫)マホメット (講談社学術文庫)感想
イスラームはつくづく勘違いの多い宗教であると思う。本書は薄いが、意外な情報に満ちていた。例えば、「アッラー」はもともとカーバで崇められていた神々のうち、特に至高とされる神を呼ぶ名であったという。人々が下位の神々(偶像)ばかり拝むので、本来の神に立ち返れというのがムハンマドの活動だったらしい。また当初は「啓典の民」の改宗に期待して、彼らへのリスペクトを示すため、礼拝時にメッカではなくエルサレムの方角を伏し拝んでいたというのも面白い。コーランはいつか触れたい書物の一つだ。
読了日:5月24日 著者:井筒俊彦
光あるうちに光の中を歩め (岩波文庫 赤 619-4)光あるうちに光の中を歩め (岩波文庫 赤 619-4)感想
『イワンのばか』はとても好きだが、本書はあまり面白いと感じなかった。主人公のユリウスは、信仰深いキリスト教徒の旧友パンフィリウスとキリスト教の欺瞞を説く医師の間で揺れ動くのだが、本書の趣旨に反して医師の主張の方に強い説得力があり、パンフィリウスの言葉は漠然としているように感じた。最後にキリスト教共同体の老人が、ぶどう園の労働者の譬えに重ねて「神のみもとでは、小さいものも大きいものもない。また人生にも…まっすぐなものと曲がったものとがあるばかりだ。人生のまっすぐな道へ入りなさい」と語る場面はよかった。
読了日:5月25日 著者:トルストイ
アウグスティヌス講話 (講談社学術文庫)アウグスティヌス講話 (講談社学術文庫)
読了日:5月28日 著者:山田晶
老年について (岩波文庫)老年について (岩波文庫)感想
「わしは、わが家からではなく旅の宿から立ち去るようにこの世を去る」(77)という言葉が印象的だった。肉体の死は終わりではないし当然忌むべきものでもなく、待望されるものだ。しかしそれを早く早くと切望すべきものでもなく、老年期は生の一部としても、死の前段階としても、大切なものであると思う。のちにカエサル暗殺に呆れ返って激しく憤ったキケロは、老年が怒りっぽさに拍車をかけるので「『大カトー』(本書)を私はもっと頻繁に読まなければならない」とアッティクスに書き送ったという。(119)
読了日:5月31日 著者:キケロー

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