2016年03月

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2016年3月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:4509ページ
ナイス数:50ナイス

社会学入門 (放送大学教材)社会学入門 (放送大学教材)感想
テンポが良く退屈を感じさせない社会学概説。第1部と第2部が特に面白く、全体を通して井上氏と大村氏によって書かれた章はどれも極めて良かった。
読了日:3月1日 著者:
おくのほそ道(全) (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)おくのほそ道(全) (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)感想
再読。やはり人と本とには出逢うべき時というものがあり、それを無視して読んでも感動は得られないのだと思う。本書を古文の授業で読まされた時にはまったく興味が持てなかったのが、今回は驚くほど面白かった。無学なりにもそれを感じ取れるほど、芭蕉の文章には美しさがある。また、俳句の良し悪しを語れる身分でもないが、芭蕉の句と曾良の句を比べると、何かが明らかに違っているのだ。 本書の現代語訳→古文→解説、という本書の形式が初学者にとても合ったので、「ビギナーズ・クラシックス」シリーズは集めていきたい。
読了日:3月4日 著者:
教師の心が折れるとき: 教員のメンタルヘルス 実態と予防・対処法教師の心が折れるとき: 教員のメンタルヘルス 実態と予防・対処法
読了日:3月8日 著者:井上麻紀
まっすぐな線が引ければ字はうまくなるまっすぐな線が引ければ字はうまくなる感想
練習ノートではなく、文字を書くときの心得集。小指に力を入れるというのはまったく盲点だった。思えば、手がやたらと疲れる時には、なぜか小指の第一関節のみが曲がっている……。また一画ごとに「とん・すー・とん」のリズムを意識するということも書いてある。急いでいない時には必ず実践しよう。
読了日:3月8日 著者:高宮暉峰
なぜ、それを好きになるのか?脳をその気にさせる錯覚の心理学 (角川SSC新書)なぜ、それを好きになるのか?脳をその気にさせる錯覚の心理学 (角川SSC新書)
読了日:3月8日 著者:竹内龍人
銀の言いまつがい (新潮文庫)銀の言いまつがい (新潮文庫)感想
言いまつがいの面白さの根本には、共感があるのだと思う。個別の出来事としては突拍子もないと感じるまつがいでも、同じ言語を使って長いこと生きているから、そのようなまつがいが起こるのがなんとなく分かる。 家族や友人に怪しまれながらも楽しんで読んだ。何も考えず声をあげて笑いたい気分の人には、テレビを点けるのもいいが、この本をお勧めしたい。
読了日:3月9日 著者:
ニセドイツ〈2〉≒東ドイツ製生活用品 (共産趣味インターナショナル VOL 3)ニセドイツ〈2〉≒東ドイツ製生活用品 (共産趣味インターナショナル VOL 3)感想
洗濯女ヨハンナとザンドマン、ハリネズミのキャラクターが非常に愛らしく印象に残る。思えば第1巻ではトラバントの可愛らしさに心を奪われた。「共産趣味」なるものが存在する理由が、なんとなく分かるような気がする。
読了日:3月13日 著者:伸井太一
哲学の饗宴―ソクラテス・プラトン・アリストテレス (NHKライブラリー)哲学の饗宴―ソクラテス・プラトン・アリストテレス (NHKライブラリー)感想
ソクラテスプラトンアリストテレスの三名のみを扱う本書は、古代哲学者を多岐にわたって列挙する姉妹書『哲学の原風景』よりも更に読みやすく、一人ひとり掘り下げるので面白かった。この種の概説書は、扱われている思想家本人の著作(古典)を読むのは面倒だがある程度知っておきたいという理由で読まれることも多いが、本書の要約・解説は古典への興味へと読者を誘ってくれる。ところどころに現代社会への皮肉がチクリと顔を覗かせているのも楽しい。
読了日:3月15日 著者:荻野弘之
光あるうちに―道ありき第3部 信仰入門編 (新潮文庫)光あるうちに―道ありき第3部 信仰入門編 (新潮文庫)感想
再読。
読了日:3月17日 著者:三浦綾子
ソクラテスの弁明・クリトン (講談社学術文庫)ソクラテスの弁明・クリトン (講談社学術文庫)感想
《新訳》の「弁明」はぱっと見読みやすそうなのだが、実際に読者の思考がソクラテスの発言に寄り添っていけるかという点では、田中美知太郎訳に軍配があがる。対話篇である「クリトン」については本書に収録されている訳もよかった。プラトンとは異なる視点から弁明を書いたクセノポンの資料が読めるのも嬉しい。
読了日:3月17日 著者:プラトン
山椒大夫・高瀬舟 他四編 (岩波文庫 緑 5-7)山椒大夫・高瀬舟 他四編 (岩波文庫 緑 5-7)感想
表題作である『山椒大夫』『高瀬舟』及び『最後の一句』が非常に気に入った。これらの作品の登場人物には不思議なまでの平静さ、芯の強さがあり、それに励まされて読者の方もハラハラするよりも落ち着きを得るような気がする。
読了日:3月18日 著者:森鴎外
銀の匙 (岩波文庫)銀の匙 (岩波文庫)
読了日:3月19日 著者:中勘助
翻訳問答 英語と日本語行ったり来たり翻訳問答 英語と日本語行ったり来たり
読了日:3月21日 著者:片岡義男,鴻巣友季子
バイエルの謎: 日本文化になったピアノ教則本バイエルの謎: 日本文化になったピアノ教則本感想
著者がバイエルの情報を得ようと奔走する様子を描いた手記のような本。単にバイエル自身について少し知ることができるだけでなく、自ら調べて回る研究の面白さを感じることができた。終盤12、13章は特にワクワクする。その点では『イヴの七人の娘たち』に似ている。ただ、エピローグには少し盛り下がった。
読了日:3月22日 著者:安田寛
大世界史 現代を生きぬく最強の教科書 (文春新書)大世界史 現代を生きぬく最強の教科書 (文春新書)感想
『新・戦争論』『希望の資本論』でも感じたのだが、この二名の対談は佐藤氏が多くを語り、池上氏がそれに同意やさらなる根拠づけ、補足等をしている印象が強い。 『新・戦争論』には本書よりも苦戦した記憶があるが、ひょっとすると本書が易しくなったのではなく、私の方が読書に慣れてきたのだろうか。
読了日:3月22日 著者:池上彰,佐藤優
古都 (新潮文庫)古都 (新潮文庫)
読了日:3月23日 著者:川端康成
決定版 日本のいちばん長い日 (文春文庫)決定版 日本のいちばん長い日 (文春文庫)感想
個人の体験記のようなものでない、政治や歴史に絡む大規模なノンフィクションを読むのは初めてだ。そのためか、冷静に読む目が養われていないと感じた。「陸相の死に様に感動した」というような感想ばかりを抱くのでは、この種のノンフィクション小説が読者に求める読み方のうち半面でしか読めていないということだ。これから鍛えていきたい。 次は二・二六事件に関する書籍を読むつもりだ。
読了日:3月27日 著者:半藤一利
はじめてのカルヴァンはじめてのカルヴァン
読了日:3月30日 著者:C.エルウッド
ヨハネ・パウロ二世 日本の四日間ヨハネ・パウロ二世 日本の四日間感想
写真をいくつか含んだ教皇訪日の記録。スケジュールが過密だったとはよく聞くが、実際に追ってみると確かに忙しい。教皇自身が原因で移動時間が伸びたり時間が押したりすることもあり、企画側が悲鳴をあげても人々との触れ合いの方を重んじる教皇の姿は、感動を呼ぶと同時にユーモラスでもあった。教皇の希望と警備の安全性との兼ね合いも、常に難しいものなのだと感じた。
読了日:3月31日 著者:山内継祐

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