2017年12月

12月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:625
ナイス数:22

「言葉にできる」は武器になる。「言葉にできる」は武器になる。感想
上手く話せない・月並みな言葉しか出てこない……いくら言葉遣いや間の取り方などのテクニックを学んでも、相手に訴えかけるべき内容がなければ言葉は空虚でしかない。本書でも、第3章にて効果的な言い回しの「型」は紹介される。しかし、中心的テーマは揺らぐことなく己の「内なる言葉」であり、言語化される前の思考の糸口・断片と向き合い、掬いあげて深め広げるプロセスについてだ。思いつく限り書き出して並び替えるという具体的な方法論は決して革新的なものではないが、説得力がある。
読了日:12月07日 著者:梅田 悟司
ソラリス (スタニスワフ・レム コレクション)ソラリス (スタニスワフ・レム コレクション)感想
SFは物語の一大ジャンルであるが、そうした「ジャンル」はあくまでも文学の手段の一つなのだと感じさせる作品だった。宇宙モノひとつとっても、「宇宙船は男のロマン!」なSFもあれば、政治哲学的な宇宙戦争SFもあり、本作のように人間存在の謎を問うSFもあるのだ。100分de名著はもとからいい番組だと思っていたが、『ソラリス』の回に至り改めて感心した。普段は「いつか読みたい本を見つけ、ざっくり知っておく」あるいは「すでに読んだ本の復習をする」ために観ていたが、今回は番組にネタバレされまいと大慌てで読む羽目になった。
読了日:12月21日 著者:スタニスワフ レム

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